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雪月花の会(お茶の作法は一切必要ありません)

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正月 雅の宴  

正月 雅の宴

新春を祝う
正月は雅の宴をテーマに行います。
自然暦(旧暦)と今使っている新暦の暦では季節にずれが生じてしまいます。自然の動きと人間の体の動きにずれが生じると五感が反応しにくくなりストレスになります。自然とつながり、人とつながりを感じる時、やさしくなれます。人間は文明が発達しても自然に順応して行かな限り生存できません。自然への感謝です。

如月 早春の宴


春の足音が近づく気配の中で
茶室に入る風にも早春の気配を感じるようになりました。ゆっくり流れる自然のリズム。このリズムに合わせることができる幸せ。
この時期の梅の香も奥ゆかしい香りですね。今年もこの狭間の刻を胸にしまい込んで。

弥生 桃香の宴  


うぐいすの声と釜の松風の音に耳を傾けて
3月は桃源郷の世界です。中国の桃香源記の桃源郷の世界。時の流れを忘れて過ごすひと時に理想郷を見る。本当の豊かさに気づくために現代人は物を追い求めているのかも知れませんね。

卯月 花の宴  


花からの伝言に耳を傾ける

夢惜しみ  風流(みやび)の季(とき)は  うたかたに
        あらゆる風の 散華となりぬ    (幽香)

花の世界を垣間見る、楚々としてさわやかに咲く野辺の花。誰に見せるでもなく…。人間もこう在りたいものだ。

皐月  風の宴


見えない風のメッセージに耳を傾ける
風は見えない。笹を揺らし、木々の葉を揺らし、風を知る。人も人を介在し自分を知る。

水無月  水の宴


水への感謝祭
御海(みうみ)の水(筑波山頂)
1200年前に名僧、徳一大師によって発見されたと伝えられている霊水です。
この御海の水が男女川の源流です。
この水を使って料理、お茶を点てて行きます。

つくばねの峰よりおつるみなの川
  恋ぞつもりて淵となりぬる
                 陽成院

.地上に降りそそいだ水は、湧き上がってくるまでに300年~500年かかるそうです。今、あなたが飲んでいる水は江戸時代に降った水を飲んでいるのかも知れません。

   私達はおらず森があった
   私達はいなくなり森が残る。
            (古代スラブにある諺)

文月 涼の宴


清爽な朝涼の中で
陰から陽への狭間の時間。
少し薄暗い朝の闇は、エネルギーがうごめいているかのように感じます。
闇の中で生まれた露は日が昇ると消えていく。はかない命。あなたはこのすばらしいまほろばの世界にあとどのくらい滞在することができますか。

長月 初秋の宴


夏から秋への気配を感じる
夕陽が沈む時一瞬光が紫色に変化する。筑波山が別名紫峰呼ばれるのはこのためです。
夕方という狭間の時。日本人は「間」というものを大切にして参りました。夏から秋へ季節がゆっくりと移って行く。そういう気配を参加者の方々が少しでも感じて頂けたら幸いです。

神無月 月の宴


待つ宵の月明かりの下で
人間の生理機能は自然の中で生きるために備わっております。文明社会の中で自然から離れて生活をしておりますと次第にストレスが溜まって参ります。健康のために色々気遣う前に自分の体内時計を自然のリズムに合わせてみては如何でしょうか。

霜月 染秋の宴


紅葉からのメッセージに耳を傾けて
4月と11月に筑波山神社ではお座替り祭があります。春は祈り、秋は感謝の祭りが…。御堂では巫女が舞い、厳かに神事が執り行なわれる。いにしえの昔から続くその光景は絵巻物がとかれるようである。季節を感じ、自然に感謝し、自然に寄り添いながら生きて行きたいものです。

師走 幽玄の宴


和ろうそくの明かりの中で
ゆれる和ろうそく。それは火が生きているかのように見えます。闇の中では人間の我欲は隠されてしまう。釜のたぎる音、茶筅の音、一筋の通り抜ける風の音。清らかな闇の中で参加者の皆様が何かを感じて頂けたら幸いです。我欲に捕らわれない心の奥に湧き上がってくるものを大切にしたいですね。